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11 友禅染
友禅は「束の小紋、西の友禅」といわれて、渋さを生命とする江戸小紋とともに、多彩ではなやかな美しさを愛されてきた。現在では訪問着から着尺の染め物まで、
模様染めの代表のようになっている。染め方も手描き友禅や型友禅などその手法も多様である。
手描き友禅の工程は以下の通り。
1 図案の作製
友禅模様のよさは図案のよさにもあるといわれりる。
2 絵羽縫い
縫い目で、模様がつづくように、羽織やきものに仮仕立てされます。
3 下絵
青花(つゆ草の花の汁を和紙に浸して乾かしたもの)をといた藍色のうすい汁を筆につけて、模様を描く。
4 紋のり置き
紋をつける場合は、その位置に防染のりを置く。
5 糸目のり置き
防染のりを紙筒に入れそれを搾り出しながらもようの輪郭どおりに描いていく。
6 裏水
糸目のりが乾いてから、布の裏に水を吹いてのりを浸透させる。この水で青花が消される。
7 地入
染料がよく生地につくように、模様の部分に豆汁(大豆を水に浸してやわらかくし、すりつぶして水で薄めたもの)を刷毛で塗る。
8 挿友禅
地入した生地を伸子で張り、炭火の上にかざして、色をさしていく。
9 蒸し
染料をよりいっそう布に定着させるため、蒸し箱に入れて20分から一時間くらい蒸します。これが友禅の色どめになる。
10 伏せのり置き
地色を染める前に、これまで染めた模様の上の全部に防染のりを置く。
11 引き染め
地色にも豆汁で地入をして、伸子で張り、刷毛で地色を引きます。
12 水洗い
地染めの蒸しをした後に、余分の染料やのりを洗い流す。京都の川は鉄分が少ないために染料が水の影響を受けにくいので、友禅染めには適した水質であったといわれる。
染め上がった友禅にはさらに金銀の箔置きや刺しゅうなどの加工がなされるものもある。
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